ベティン教授について

Dr. Patrick J. Bettin

パトリック・ベティン博士はリーダーシップならびにマネジメント啓発の分野で国際的に知られ、尊敬を集めているコンサルタント、研究者、教育者です。

博士が中心にしているテーマは、リーダーやマネージャーの業務遂行能力を向上することによって組織の活力を生み出し、持続することです。

組織心理学者としての博士の専門分野は、リーダーシップとマネジメント啓発、効率的なネットワーク、企業文化、コミットメント、小グループの団結力の創造などにわたっています。

ベティン博士は現在、ワシントン大学の非常勤ポストに就いており、博士のワシントン大学ビジネス・スクールにおけるエグゼクティブ・プログラムに対しては1997−98年「優秀講義賞」が贈られています。

ウェスト・ポイント合衆国陸軍士官学校の教壇に立っていた当時も、やはり抜きん出た講義力が評価されていました。教授陣の上席メンバーとして、リーダーシップならびにマネジメント効率化プログラムの開発、コーディネート、教育、監修に重責を果たしています。

博士はこれまでに、ベクテルBechtel、PACCAR、ボーイング、Entergy、ゼネラル・ダイナミクス、シンプソン・インヴェストメント、カトリック・ヘルス・イニシアティブズ、プロヴィデンス・ヘルス・システムをはじめ電気通信、航空宇宙、エンジニアリング、製造、ヘルスケア、サービス産業などのさまざまな分野で、総合的なリーダーシップ啓発プログラムを立案・施行してきました。

さらにワシントン州運輸局、労働産業局、人事局など、さまざまな政府機関のためにリーダーシップ啓発プログラムを実施しており、エグゼクティブ・プログラムの人事管理、合衆国政府に関係するエグゼクティブ・プログラムの人事管理にも携わっています。

また博士のプログラムは、日本、オーストラリア、英国、ラテン・アメリカ、中近東でも施行されています。

バッテル・プロフェッショナル・ディベロップメント・センターのディレクターとしてベティン博士は、デミング賞を受賞した日本の公益企業のために、重要な研究開発をリードしてきました。関西電力ためのこのプロジェクトは、持続的効果に貢献できる個人、ワークグループ、組織の要素を統合する包括的なリーダーシップ・モデルとして結実しました。これに続く追跡調査プロジェクトは、ワークグループの業務遂行力を向上させる手段としての従業員のモチベーションと参加意識に焦点を当てています。

現場のリーダー兼マネージャーとして専門家としての人生の大半を送ってきたベティン博士は、これまでに125名から1,500名の範囲にわたる組織の業務遂行力について、直接の責任を負ってきました。リーダーとしても、またリーダーシップの教育者としても、その傑出した実行能力が評価されています。

博士の軍歴には、高名な陸軍レンジャー・スクールの優等生に贈られるウィリアム・O・ダービー賞の受賞、2度の武勲賞、さらに戦闘中の負傷者に対するパープルハート勲章を2度の受章があります。1986年、博士は最年少の陸軍士官として大佐に昇進しています。

学歴
Ph.D、組織心理学、ワシントン大学(1983)
MS、社会心理学、ワシントン大学(1983)
MS、カウンセリング教育、ロングアイランド大学(1978)
BBA、経営管理学、マイアミ大学(1974)

関連する主な経歴
1988年
ワシントン大学教授就任。経営管理学大学院(ビジネススクール)で教育ならびにコンサルティング活動にあたる。1997-98年の同大学院優秀講義賞を受賞。

1995年
インスティチュート・フォア・マネジメント・スタデイの教授陣に迎えられる。

1994年
ベティン・アソシエイツ社社長に就任。リーダーのプロフェッショナル能力啓発ならびに組織内チームワーク改善を専門にする国際コンサルティング企業の代表者を務める。総合的リーダーシップ啓発プログラムの立案・施行の指導にあたる。現在の主なクライアントには、ベクテルBechtel、PACCAR、プロヴィデンス・ヘルス・システム、LG&Eエナジー・コーポレーション、カトリック・ヘルス・イニシアティブズ、Entergy、エッソ、シンプソン・インベストメント、ワシントン州政府運輸局、人事局、労働産業局などがある。

1991−1994年
バッテル・プロフェッショナル・ディベロップメント・センター(バッテル・メモリアル・インスティチュート)のディレクター。バッテルの総合的リーダーシップ啓発プログラムの開発、コーディネート、指導の責任者を務める。これらのプログラムは、活力ある組織チームの創造と維持に不可欠なリーダーシップ能力、方法を主眼にしている。プログラムは国内・海外の主要な研究に基づいてトータルな品質管理環境での持続的な改善とリーダーシップを重視している。最近の活動には、航空宇宙・製造業の主要企業(ボーイング、ゼネラル・ダイナミクス、PACCAR)、電気通信企業(ユナイテッド・テレフォン・オブ・オハイオ・アンド・インディアナ)、エンジニアリングとデザイン企業(ベクテル、CH2Mヒル)、バイオテクノロジー企業(アキュソン、アボット・ラブズ、イミュネックス、ヴァレーラブ)、政府機関(連邦通貨監査局、ワシントン州労働産業局、ワシントン州キャリア・エグゼクティブ・プログラム)を対象にした啓発プログラムがある。これらのプログラムは日本の三菱、関西電力、東京電力など、海外にも展開している。

1987−1991年
バッテル・ヒューマン・アフェア研究センター上級科学研究員。この大規模で国際的な非営利の研究機関の研究スタッフの幹部として、リーダーシップならびにマネジメント効果の分野での研究プログラムの立案、運営、指導の責任者を務める。これらのプログラムは、チームワーク、リーダーシップの質、集団過程、組織問題に重点を置いている。合衆国、ヨーロッパ、日本の組織のために、研究成果に基づいたリーダーシップ・モデルを開発している。

1983−1987年
合衆国陸軍士官学校(ウェスト・ポイント)行動科学リーダーシップ学科助教授。上級士官候補生を対象にしたリーダーシップならびにマネジメントの選択科目の立案、コーディネート、教育、監修にあたる。これらのコースは、組織研究の学際的な性質に重きを置き、組織の業務遂行能力の創出と拡大における管理者とリーダーの役割を重視している。その中で5名の教職員を指導。陸軍リーダーシップ・センターをコンサルティング。この分野の専門家として、全米にわたる陸軍教育制度におけるリーダーシップ研修の統合的な共通カリキュラムの開発責任者を引き受ける。
このプロジェクトはリーダーシップの研修・啓発を3つの具体的なフェーズで説明している。陸軍士官候補生の訓練向けに、ベーシックなリーダーシップのスキルにおける能力の判定や研修プランを作成。また組織という環境でのリーダーシップ教育に関連した教授陣の拡充計画を指導。ヘルスケア管理者のためのエグゼクティブ・リーダーシップ啓発。病院・歯科クリニック管理者の業務遂行能力の向上を目的にした3日間ワークショップ・セミナー・シリーズを立案、コーディネート、指導。このワークショップは3年間にわたって実施されたもので、ヘルスケア組織の設立・維持のために必要なリーダーシップとマネジメントのスキル、重要性を中心に据えている。

1981−1983年
ワシントン大学心理学部での共同研究者。

1979−1981年
ノース・カロライナ州フォート・ブラッグ第82空挺師団作戦本部勤務士官。

著作・論文
P・J・ベティン、P・S・ハント、S・E・マーフィー、J・L・マコーレー「活力あるリーダーシップのモデル」、1993年、ニュージャージ州ウェスト・オレンジ、リーダーシップ・ライブラリー・オブ・アメリカ社刊、K・E・クラーク、M・B・クラーク編「インパクト・オブ・リーダーシップ」所載

P・J・ベティン、J・K・ケネディ「リーダーシップ経験とリーダー・パフォーマンス:ようやく得られた経験的な裏付け」、1990年、リーダーシップ・クォリティ1(4)219−228所載

P・J・ベティン他「リーダーシップ啓発によるメンテナンス強化」全2巻、1989年、テクニカル・リポートBHARC−700/89/022、シアトル、バッテル人間問題研究センター。

P・J・ベティン、F・E・フィドラー「職業に適した経験、在職期間、リーダーシップ・パフォーマンス」、1987年、F・E・フィドラー、J・E・ガルシア「活力あるリーダーシップへの新しいアプローチ:認知力と組織の業務遂行能力」所載