2022年8月10日 処世術では越え難し
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尊徳先生が仕法実施の根幹とされていた「かなえの足」、覚えていらっしゃいますでしょうか?「勤・倹・譲」の3つすなわち、衣食住になるべき物品を勤めて産出してむやみに費やさず、他に及ぼすことです。すでに勤、譲についてはお話しさせていただいておりますので、今回は倹について触
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突然ですが、あなたは刃物を人に手渡すことがあったとしたら、柄の部分か刃の部分か、どちらを自分の手に持って人に渡しますか?世の中で刃物をやりとりするのに、刃の方を自分の方に向け、柄の方を先方に向けて出しているが、これが道徳の本意なのだ。この心を押し広めることができれば、道徳は完全だろうし、人
本メルマガもおかげさまで今回で12回目の発行となりました。ありがとうございます!好き勝手に書かせていただいているのですが、それでもやはり読んでくださる方にどう受け止められているのだろうか、ということは気になるものです。それで、時折お読みいただいている方からお言葉をいただいたりすると
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前回、率先垂範についてお話しいたしましたが、そうして自ら先に立って指し示しても、それでも動かない人がいたとしたら、あなたはどうしますか?自分が早起きしてのちに民にこれを教え、 自分がおそく寝てのちに民にこれを教え、自分が精励してのちこれを民に推し広め、自分が節倹を行ってのちこれを民に及ぼし
前回「勤」についてお話ししましたが、尊徳先生の言う「勤」は、お前たちはただ言われたとおりにがむしゃらに働けば良いのだ、ということではありません。仕法を実施する覚悟があるかを確かめたように、人が自ら進んで喜んで働くように持っていく様々な工夫をしているのです。その工夫のひとつはこれもす