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【尊徳】第25話 孝行と感謝

何のためにこの世に生を受けたのか、お考えになられたことがありますか?人は自分でよく考えてみるがよい。天は何のためにわが身を生れさせたのかと。君主とするためか、臣下とするためか、農工商人とするためか、国家を治めさせるためか、町村を治めさせるためか、あるいはまた国家を乱し町村

【尊徳】第24話 五常とお金と幸せと

前回、お金がないと幸せになれないか、という問いかけをさせていただきましたが、いかがだったでしょうか?そんなこと今まで何度も問いかけられている、という方もいらっしゃるでしょう。確かにわたしも幸せとは何か、とか、お金と幸せの関係性について幾度となく考えてきた気がします。そして、「なくても

【尊徳】第23話 助貸

尊徳先生が仕法によって人々の生活を復興した手法のひとつに、無利息金貸付法というものがあります。国家の病弊は、負債よりはなはだしいものはない。負債というものは年々利息を払わねばならない。もしも利息を払わなければ、利息がまた利息を生じて、ついに一国一家を滅ぼすにいたること必然であ

【尊徳】第22話 空気

やらなければならないことがたくさんある場合、あなたはどこから手を付けますか?物事に優先順位をつけるのは簡単なようで結構難しくもあったりします。翁のことばに、何事にも変通ということがある。これは 心得ておかねばならない。別のことばでいえば権道だ。困難なことを先にするのは

【尊徳】第21話 芋こじ

二宮翁夜話の著者、福住正兄は「富国捷径」と題した書物も書き記しています。「富国への近道」というタイトルですが、本書には報徳仕法を行うには社を結んで同心協力して行うのが最もよいとして、その結社の基本となる考え方、設立の方法等が記されています。結社というと、ショッカーのような怪しいイメ

【尊徳】第20話 立脚地

ようやく暑さも和らぎ、朝晩は涼しくなってきましたが、お元気にお過ごしでしょうか。世の中本当にいろいろなことが起きていて、先日もイギリスのエリザベス女王がお亡くなりになりました。時代の終わり、過渡期であることを実感します。果たしてこの先、世の中はどのように動いていくのでしょうか!?

【尊徳】第19話 自力と他力

このコロナ騒動で、外出せずに家にいることが増えた方は多いでしょう。そして家にいると、結構自由にできる時間ができた方も多いのではないでしょうか。その時間を、何に使われましたか?掃除三昧、ゆっくりTV、映画鑑賞、あるいは読書に耽った方もいらっしゃるでしょう。読書と言えば、わたし

【尊徳】第18話 運

翁のことばに、世間の人は、運ということについて心得ちがいをしている。たとえば、柿やなしなどをかごからあけるときは、自然と上になるのもあれば 下になるのもあり、上を向くのもあれば下を向くのもある。このようなのを運だと思っている。しかし運というものがこのようなものなら、頼むに足らない。なぜかと

【尊徳】第17話 実践

あなたは月に何冊、本を読みますか?わたしは最近、もっぱら電子書籍で読書をしていて、紙の本をあまり買わなくなりました。電子書籍でもいわゆる積ん読が起こってしまうので要注意です(笑)が、スマホに入れて持ち歩いているので、その時の気分で好きな本を読めるのはいいですね。ということで

【尊徳】第16話 荒地を拓く

前話では、夜話160を引用して、ただ単に倹約するのではなく希望をもって働くことによって明るい未来を切り拓いていくことが基本であることをお話し申し上げました。実はあの夜話160には、(後略)となっていることからお分かりのように、続きがあります。あるいは、土地を開けといっても開くべき土

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