2022年4月6日 行き過ぎから戻ってくるという知恵
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黒田官兵衛孝高という知将をご存知か?如水という名のほうがよく知られておるやもしれんな。老子の教えに「上善如水」というのがあっての、つまり、水が変幻自在にかたちを変えるように、柔軟に変化に適応することや、水が常に低いところに流れるように、人の嫌うことでも進んで行う謙虚さといったことの大切さを説いたも
日本という国は四季折々の自然を楽しめる、ほんに良い国じゃと思われぬか?梅雨も然りじゃ。雨降りは鬱陶しいと思われるかもしれぬが、視点を変えれば雨の中にも様々な風情があることに気付くじゃろう。何事も楽しむ心の余裕を持ちたいものじゃなぁ。のちに毛利氏によって滅ぼされてしまうが、一時は中国地方の雄
いつのまにやらわしの語りも25回目を迎え、半分をすぎてしもうた。時の経つのは早いものよのぉ。今まで飽きもせずお付き合いいただき、感謝申し上げまする。さて。今日は秀吉殿が信長殿について評した言葉から始めようかの。秀吉殿曰く「信長公は勇将ではあるが良将ではない。剛をもって柔に勝つことを
貴殿はどんな財産をお持ちじゃ?ん?心配せんでもわしはルパンではないから、根こそぎいただきに参ろうという話ではないぞ。以前わしの好きな武将と言えば、直江兼続殿じゃと申したが、今日も兼続殿の話じゃ。昨今の状況から売上半減、ということも珍しいことではなくなっておると聞くが、もし貴
貴殿は、観察しておられるか?夏になるといわゆる宿題ということで、朝顔やひまわりの観察日記を付けた記憶のある方もおるじゃろう。わしもその一人じゃが、毎日観ておってもたいした違いがのうてすぐ飽きたもんじゃ。種を植えて芽が出たら、あとは次に観るのは花が咲くときで良いじゃろうとも思うぐらいじゃった
貴殿は、茶を嗜まれるか?茶で戦国時代と言えば、千利休殿じゃな。秀吉殿の逆鱗に触れて切腹でこの世を去ったことが、単なる茶頭を越えた傑物じゃということを物語っておる。権力に屈せずに命をかけて己を貫き通す覚悟があったからこそ、現代にも続く茶道を大成させることができたのであろうな。さて、貴
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貴殿は、自分の中で守り通している大事なものが何かおありか?「義」、すなわち、人としてなすべき正しい行い。何でもござれの戦国の時代に、この「義」を一生涯貫き通し、強い組織を創り上げた上杉謙信殿の存在は、まるで暗闇に一筋の光を見るようじゃ。その上杉謙信殿が遺したとされる「宝在心(宝は心