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【尊徳】第18話 運

翁のことばに、世間の人は、運ということについて心得ちがいをしている。たとえば、柿やなしなどをかごからあけるときは、自然と上になるのもあれば 下になるのもあり、上を向くのもあれば下を向くのもある。このようなのを運だと思っている。しかし運というものがこのようなものなら、頼むに足らない。なぜかと

【尊徳】第17話 実践

あなたは月に何冊、本を読みますか?わたしは最近、もっぱら電子書籍で読書をしていて、紙の本をあまり買わなくなりました。電子書籍でもいわゆる積ん読が起こってしまうので要注意です(笑)が、スマホに入れて持ち歩いているので、その時の気分で好きな本を読めるのはいいですね。ということで

【尊徳】第16話 荒地を拓く

前話では、夜話160を引用して、ただ単に倹約するのではなく希望をもって働くことによって明るい未来を切り拓いていくことが基本であることをお話し申し上げました。実はあの夜話160には、(後略)となっていることからお分かりのように、続きがあります。あるいは、土地を開けといっても開くべき土

【尊徳】第15話 倹(下)

「倹」ということで前回に引き続きお話しをさせていただきたいと思います。倹というのは、決して単に節約する、ましてやケチることを表すのではないと前回申し上げました。ある人がいった。 一食に米一勺ずつ減らせば、一日に三勺、ひと月に九合、 一年に一斗余、これが百人で十一石、千人で百十石にな

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