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【武将】第10話 情と報酬

もう10話目突入じゃ。残りも少なくなってきたわい。いやいやまだ10話目、先は長いか?同じ10話目でも感じ方が異なるから人は面白いのぉ。さて、本題に入ろうかの。「部下に対しては、深い情を持って接することと、しっかりと報酬を与えることが大切である。情と報酬は言わば車の両輪、鳥の両翼のよ

【武将】第9話 危機管理

小田原という地を知っておられるか?江戸時代は東海道五十三次の9番目の宿場町として栄えたもんじゃ。何せ天下の険、箱根が目の前じゃ。越える前と後に休んだり泊まったりする人で大賑わいじゃ。そうそう、小田原宿と言えば外郎(ういろう)売りが有名じゃな。今もまだ営業を続けとってな、創業500年を越えて

【武将】第8話 心には心

釈由美子殿という女優さんを知っておるか?べっぴんさんよのう。ムフフフ・・・おっといかんいかん、つい。では、豊臣秀吉殿の参謀で天下取りに大いに貢献した蜂須賀正勝(小六)殿という重臣は知っておるか?有名な墨俣一夜城の築城は、小六殿の力がなければ成し得なかったと言われておる。実は釈殿はの

【武将】第7話 率先

「武田二十四将」と言われる有能な家臣団を率いて、風林火山の旗の下、その名を近隣諸国はおろか全国にまで轟かせた武田信玄殿。「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」は信玄殿の言葉だと伝わっておるが、彼の価値観を端的に表したものであろう。つまり「人こそすべて」ということじゃとわしは思うておる

【尊徳】第5話 禍福吉凶

最近良いことありましたか?と聞かれてすぐに良いことが思い浮かぶ方は幸せ。良いこと?うーん、悪いことのほうが多いねー。という方は、不幸・・・なのでしょうか!?禍福吉凶は一つである。ちょうど米にはぬかがあるし、魚には骨があるようなものだ。まぐろの刺身を見て骨がないなどと言うのはこどもの

【尊徳】第4話 修身

二宮金次郎の像をご覧になったことはありますか?弊社小田原の事務所では、小さな金次郎の銅像が玄関でお客様をお出迎えしております。ご多分に漏れず、本を読みながら薪を背負って歩いている姿です。働きながらも寸暇を惜しんで本を読んで学ぶ。まさに勤労、勤勉さを象徴する姿ですね。しかし今の時代、

【武将】第6話 忠義

「主君の間違いを諫めることができる家臣は、戦場で一番槍の功を立てる家臣よりも、はるかに忠義の臣である」とは、徳川家康殿の言葉だそうじゃ。人間一人の考えが及ぶ範囲というのはたかが知れておる。どんなに凄腕のカリスマワンマンリーダーでも、間違いを犯すことはあるものじゃ。しかしの、客観的に見て明ら

【尊徳】第3話 譲

前回、金次郎が捨て苗を育てて1俵の収穫を得たところから積小為大を体感したお話しをさせていただきましたが、今回はその次の段階、いくつかある報徳仕法の根幹となる考え方のうちで最も大切であると言っても良いでしょう、譲(じょう)についてお話しを進めさせていただきます。「譲」すなわち

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