【武将】第30話 利益の質
長野県伊那市にある伊那食品工業という寒天の製造販売をしておられる会社をご存知か?テレビでも取り上げられておったが、素晴らしい会社じゃの。そしてその素晴らしさはトップの価値観から生まれておることがよく分かるというものじゃ。トップが何に価値を置いておるかによって、組織の有りようが変わっ
長野県伊那市にある伊那食品工業という寒天の製造販売をしておられる会社をご存知か?テレビでも取り上げられておったが、素晴らしい会社じゃの。そしてその素晴らしさはトップの価値観から生まれておることがよく分かるというものじゃ。トップが何に価値を置いておるかによって、組織の有りようが変わっ
今回は徳川家康殿が語ったという後継者の心構えについて話を進めてみようかの。家康殿曰わく「祖宗の創業というものは、その国家のために十分に熟慮したものである。そのうえ日夜心身を労して、子孫のために万世不易の法を立てたのである。ところが後継ぎは、その法を守ることができず、思うままに変更して、それ
前回お話した黒田如水殿を覚えておいでかの?彼は秀吉殿の天下統一に大きく貢献した参謀で、秀吉殿から「自分の次に天下を取る男」と恐れられるほどの能力の持ち主であったそうじゃ。それを敏感に感じ取って身の危険を感じた如水殿は、秀吉殿が天下を取った後は、自ら望んで九州に知行地を得て、静かに暮らしてお
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黒田官兵衛孝高という知将をご存知か?如水という名のほうがよく知られておるやもしれんな。老子の教えに「上善如水」というのがあっての、つまり、水が変幻自在にかたちを変えるように、柔軟に変化に適応することや、水が常に低いところに流れるように、人の嫌うことでも進んで行う謙虚さといったことの大切さを説いたも
日本という国は四季折々の自然を楽しめる、ほんに良い国じゃと思われぬか?梅雨も然りじゃ。雨降りは鬱陶しいと思われるかもしれぬが、視点を変えれば雨の中にも様々な風情があることに気付くじゃろう。何事も楽しむ心の余裕を持ちたいものじゃなぁ。のちに毛利氏によって滅ぼされてしまうが、一時は中国地方の雄
いつのまにやらわしの語りも25回目を迎え、半分をすぎてしもうた。時の経つのは早いものよのぉ。今まで飽きもせずお付き合いいただき、感謝申し上げまする。さて。今日は秀吉殿が信長殿について評した言葉から始めようかの。秀吉殿曰く「信長公は勇将ではあるが良将ではない。剛をもって柔に勝つことを