長谷川孝のブログマガジン

【尊徳】第12話 心田開発

本メルマガもおかげさまで今回で12回目の発行となりました。ありがとうございます!

好き勝手に書かせていただいているのですが、それでもやはり読んでくださる方にどう受け止められているの
だろうか、ということは気になるものです。

それで、時折お読みいただいている方からお言葉をいただいたりすると、うれしくて次もがんばろうという励み
になります。

そのお言葉が何かの役に立っているという内容であれば、うれしいことこの上なし、ですが、たとえそうではなく
ても、読んでくれているということが分かるだけでも、自分のしていることに意味があると思わせてもらえます
ので、それもまた次への糧になります。

ただ、自分の存在自体を否定されるような、あまりにも辛辣な批判を受けると1ヶ月は立ち直れないかもしれませんが(笑)

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

誰が言ったのかは分かりませんが、松井秀喜選手も恩師からこの言葉を送られて座右の銘にされているとか。

人の行動は、心次第で如何様にも変わるものです。

ちょっとした一言でやる気が出て、仕事の効率が上がったりするものなのです。

荒廃した農村、藩財政を立て直すのに尊徳先生が注力したのは、まさにここでした。

(前略)
私の本願は、人々の心の田の荒蕪を開拓して、天から授かった善い種、すなわち仁義礼智というものを培養 して、この善種を収穫して、又まき返しまき返して、国家に善種をまきひろめることにあるのだ。

(中略)
そもそもわが道は、人々の心の荒蕪をひらくのを本意とする。一人の心の荒蕪が開けたならば、土地の荒蕪は何万町歩あろうと心配することはないからだ。そなたの村のごときは、そなたの兄一人の心の開拓ができただけで、一村がすみやかに一新したではないか。

(後略)

訳注 二宮翁夜話[63] 一円融合会刊

仕法を求めてやってきた者を必ず追い返して覚悟を求めることも、鶏晨回邑による率先垂範も、あるいは、善行者を表彰したり、無利息でお金を貸し出したりもしていますが、これらの求めるところは、目先の問題解決といったことなどではなく、人の心を開くことなのです。

心田の開発ができれば、新田の開発など造作もない

のです。

尊敬できる人がいる
認められる
明るい未来を感じられる
うれしい
楽しい・・・。

そういう前向きな明るい心が人の行動を呼び起こし、その行動が自らの明るい未来を実際に創っていくのです。

あなたの心の状態はいかがですか?
あなたの周りの人の心の状態はいかがですか?

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