【武将】第26話 知行合一
日本という国は四季折々の自然を楽しめる、ほんに良い国じゃと思われぬか?梅雨も然りじゃ。雨降りは鬱陶しいと思われるかもしれぬが、視点を変えれば雨の中にも様々な風情があることに気付くじゃろう。何事も楽しむ心の余裕を持ちたいものじゃなぁ。のちに毛利氏によって滅ぼされてしまうが、一時は中国地方の雄
日本という国は四季折々の自然を楽しめる、ほんに良い国じゃと思われぬか?梅雨も然りじゃ。雨降りは鬱陶しいと思われるかもしれぬが、視点を変えれば雨の中にも様々な風情があることに気付くじゃろう。何事も楽しむ心の余裕を持ちたいものじゃなぁ。のちに毛利氏によって滅ぼされてしまうが、一時は中国地方の雄
いつのまにやらわしの語りも25回目を迎え、半分をすぎてしもうた。時の経つのは早いものよのぉ。今まで飽きもせずお付き合いいただき、感謝申し上げまする。さて。今日は秀吉殿が信長殿について評した言葉から始めようかの。秀吉殿曰く「信長公は勇将ではあるが良将ではない。剛をもって柔に勝つことを
貴殿はどんな財産をお持ちじゃ?ん?心配せんでもわしはルパンではないから、根こそぎいただきに参ろうという話ではないぞ。以前わしの好きな武将と言えば、直江兼続殿じゃと申したが、今日も兼続殿の話じゃ。昨今の状況から売上半減、ということも珍しいことではなくなっておると聞くが、もし貴
貴殿は、観察しておられるか?夏になるといわゆる宿題ということで、朝顔やひまわりの観察日記を付けた記憶のある方もおるじゃろう。わしもその一人じゃが、毎日観ておってもたいした違いがのうてすぐ飽きたもんじゃ。種を植えて芽が出たら、あとは次に観るのは花が咲くときで良いじゃろうとも思うぐらいじゃった
貴殿は、茶を嗜まれるか?茶で戦国時代と言えば、千利休殿じゃな。秀吉殿の逆鱗に触れて切腹でこの世を去ったことが、単なる茶頭を越えた傑物じゃということを物語っておる。権力に屈せずに命をかけて己を貫き通す覚悟があったからこそ、現代にも続く茶道を大成させることができたのであろうな。さて、貴
貴殿は、自分の中で守り通している大事なものが何かおありか?「義」、すなわち、人としてなすべき正しい行い。何でもござれの戦国の時代に、この「義」を一生涯貫き通し、強い組織を創り上げた上杉謙信殿の存在は、まるで暗闇に一筋の光を見るようじゃ。その上杉謙信殿が遺したとされる「宝在心(宝は心
石田三成殿をどう思われる?豊臣家を滅ぼした元凶のように言われることが多いが、わしはそうは思わん。むしろ加藤清正殿や福島正則殿のほうが元凶じゃろうて。まあ、詳しくはいずれ語ろうかの。今日はその三成殿の話じゃ。関ヶ原の戦いに敗れ、囚われの身となった三成殿。その最期に臨んで喉が渇いた三成
せんだって現存12城のうちの国宝5城のひとつ、松本城を訪れる機会があったのじゃが、城というのは良いものじゃのうぉ。クレーン車も何もない時代によくぞこれだけのものを建てるものじゃといつも感心しきりじゃわい。ここ小田原城は、関東地方に一大勢力圏を築き上げた北条家の本拠地じゃ。北条氏康殿の統治下
好きな戦国武将はおられるか?何、よく分からん?さようか。ではこれを機にぜひ誰か見つけて、いずれ一献傾けながら熱く語り合おうではないか!ところで、わしの好きな武将を聞きたいじゃろう?そうじゃろう、聞きたいじゃろう?直江兼続殿じゃ。上杉謙信殿の跡を継いだ景勝殿に仕えた名参謀じゃ
今年の大河ドラマは見ておいでか?源平合戦から物語は始まっておるが、諸行無常じゃな。人はいつどこでどうなるか分からんもんじゃが、実はすべて予め決まっているのかもしれんと考えさせられることもある。10年ほど前じゃが、イタリアの豪華客船が座礁した事故があったのじゃが、その船になんと、100年前に